≪日奈久の温泉≫ 日奈久の温泉は、600年前から多くの人々が湯治のために訪れて来た温泉で、泉質は、体にやさしい弱アルカリ単純泉。やわらかいお湯とかすかな硫黄の香り、黄色く色づいた湯口が、名湯の証です。 リウマチ、神経痛、切り傷などに効能があります。   松の湯と湯札　 昭和一桁に開業された銭湯。脱衣場より低い湯船や、自然換気のための天井の通気口など、随所に創業当時の面影を残す。番台は、湯札を買い求める地元の常連客で毎日賑わっている。   〇源泉掛け流し 開湯六百年の歴史を誇り、共同銭湯4軒、温泉旅館20軒が、街に点在している。そのほとんどは「源泉かけ流し」で、二槽もしくは、三槽の浴槽が多い。これは源泉から湧出したばかりの熱めのお湯を一槽目に、あふれ出たお湯が二槽目、三槽目を満たしていき、お湯の温度を調整しているためだ。熱いからといって水を加えない、温泉への頑固なこだわりがうかがえる。 ＜東湯＞地域の人の交流サロン（社交場）として世間話に花が咲く共同銭湯。ロッカーや番台にも昔ながらの風情が漂う。天井にすだれもおもしろい。 ＜新湯＞今では珍しい総タイル張りの浴場。 ＜幸ケ丘＞自家泉源を持っている。熱く、とろりとした肌触りで、地元の人にも人気あり。家族湯もある。 〇アニマル湯口 湯口といえば…ライオン。ところが日奈久には多くの動物たちが湯口のモチーフになっている。 動物園気分で湯口めぐりするのも、おもしろそうだ。 幸ケ丘 熊の湯口 あたらし屋 ライオンの湯口 新湯 ライオンの湯口 武士屋旅館 羊の湯口 あたらし屋 龍の湯口 新湯 熊の湯口